チャイコフスキーの『花のワルツ』という曲を練習中の小2の女の子がいます。
その楽譜に『ダブルシャープ』がありました。
ちょうどXのような形なので、すぐに女の子は気が付いて
「先生、これなんですか?」と聞きました。
私は「これはダブルシャープっていうんだよ。
ダブルは『もう1つ』という意味だよ。シャープをつけたら
もう1回シャープをつけるんだよ。」と説明しますと、女の子は
「じゃあ、もともとシャープがついていた場合は、
どうなるの?」と質問をしてきました。
私は「もともとシャープがついていた時は、半音あげるだけだからね!
私も小さい時に、同じ事を思ったよ。」と答えました。
女の子は「アイスクリームみたいだね!トリプルはあるのかなあ?」と
美味しいアイスクリームを思い浮かべてにこにこしていました。
ちょうど蒸し暑い日でしたので、思わず私も
「アイスならトリプルがいいねー!でも、シャープはダブルまでね!」と
答えました。
女の子は「はい!じゃあ、ダブルナチュラルもありますか?」と
質問がありましたので、「ナチュラルはナチュラルだけだよ。
フラットはあるよ。いろいろあるから楽しいね!」と話しをしました。
来週までの宿題は『いろいろな音にダブルシャープを付けて
ピアノで弾いてみよう!』です。
お母さんと仲良しの女の子は「お母さんと問題を出しあいっこして
練習してくるね!」と言ってお母さんを見てにこっと笑いました。