風鈴。

まだ梅雨は明けていないようですが、最近の暑さは
すでに夏本番のようです。
昨年の東日本大震災以来、節電が求められ、涼しく過ごせる
タオルやスプレーなどの商品が売れています。
そのような中、江戸風鈴が今、とても注目されているそうです。
生産が間に合わないほど発注があります、というニュースを最近テレビで見ました。
涼しげな音色、ひらひらする飾り、1つ1つ手描きの絵など、
どれも日本の蒸し暑い夏を少しでも快適に過ごそう、という
昔の人々の工夫が伝わってきます。
電気を基本とした快適な生活を、あまりにも当たり前としてきた
私たちですが、あの大震災以降、普通の生活がいかに特別であったか、また、
いかに不安定な上に成り立っていた快適さだったかを、
風鈴の音色と共に考えたいと思います。
(私の家の窓辺からも、涼しげな風鈴の音色がきこえます。) 

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